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  • シックハウス禍で賠償命令 健康被害との因果関係を認定

     シックハウス症候群になったのは購入マンションの建材に含まれたホルムアルデヒドが原因だとして、神奈川県平塚市のイラストレーター岡谷貞子さん(48)が分譲元のダイア建設(民事再生手続き中)に約8700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は1日、「健康被害との因果関係がある」として約3600万円分の賠償責任を認めた。

     原告側弁護士によると、住宅のホルムアルデヒドとシックハウス症候群など健康被害の因果関係を認めた判決は初めてとみられる。岡谷さんはダイア建設の再生計画に沿った配当を受けることになるという。

     ダイア建設は「判決を読んで対応を検討したい」としている。

     酒井良介裁判官は「マンション建設時は既にホルムアルデヒドの有害性が社会問題として認知され、被害を予測して放散量の最も少ない建材を使うことも十分可能だった」と指摘。その上で、岡谷さんの健康被害との因果関係について「入居と発症の時期が近いことなどから、ホルムアルデヒドによってシックハウス症候群、さらには化学物質過敏症を発症したと認められる」とした。

     判決によると、岡谷さんは横浜市鶴見区のマンションを購入し2000年7月に入居。直後から異臭を感じ、頭痛やじんましんなど症状の悪化で引っ越した。

     岡谷さんは判決後「今も症状は治らず、ローンの支払いも続いている。被害者の訴えを受け止めていただいた判決をうれしく思う」と話した。

      【共同通信】