![]() 国交省の認定を受けた、エレベーターかごをつるロープを挟んで急停止させる「ロープブレーキ」=14日、東京都台東区 補助ブレーキ28日から義務化 エレベーター事故防止で扉が開いたままエレベーターが動いた場合、自動的に運転を止める補助ブレーキの取り付けを義務付けた改正建築基準法施行令が28日、施行された。同日以降に着工する建物から適用される。欧米や中国、韓国では既に義務化されており、消費者団体は「安全のために必要な取り組み」と評価。適用対象は既設のエレベーターにも拡大される見通しで、新たなコスト負担に戸惑う声も出ている。 改正は2006年、東京都港区のマンションで男子高校生=当時(16)=がシンドラーエレベータ社製のエレベーターに挟まれ死亡した事故がきっかけ。ブレーキ不良で扉が開いたまま急上昇したのが原因だった。 国土交通省は昨年9月に政令を改正し、扉が開いたまま動いたことをセンサーが感知すると、補助ブレーキが作動して停止させる仕組みを義務付け、メーカー各社は新製品開発に乗り出した。 日本エレベータ協会(東京)によると、エレベーターかごをつるロープを挟んで急停止させる「ロープブレーキ」を取り付けたり、ロープ巻き上げ機の電磁式ブレーキを二重化するなどの対策を取った機種が国交省の認定を受けた。 しかし技術面や開発コストの問題から、中小エレベーターメーカーの中には認定が間に合わない社もあるという。新機種は1基当たり数十万円から数百万円高く、新規にビルやマンションを造る場合、施工経費は増えることになる。 【共同通信】
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