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  •  長岳寺で行われたレーザー光線による石塔の計測=26日午前、奈良県天理市

    奈良、レーザーで石塔を復元へ 実物そっくりに

     レーザー光線を使って鎌倉時代の高さ約2メートルの石塔を精密に計測し、職人が手作業で復元する取り組みが26日、奈良県天理市の長岳寺で始まった。

     写真や図面を参考にする一般的な手法ではなく、立体計測を基にした模型を活用。実物を「のみの跡まで再現できる」という。

     発起人の一人で、石造美術を研究している同県大和郡山市教育委員会の山川均さん(48)は「ここまで忠実に作るのは珍しい。当時の技術を現代の職人の手で復活させたい」と話している。

     復元するのは同寺の五輪塔。山川さんによると、文化財の指定はないが保存状態が良く「加工技術の高さを示す名品」という。

     まず石塔を五つの部位に解体し、それぞれをレーザーで計測。樹脂製の実物大の模型をつくる。それを見本に数々の競技会で優勝経験のある三重県名張市の石工谷本雅一さん(33)が手作業で石材を削り、石塔を制作する。完成は半年後の予定で、谷本さんの父の墓に設置するという。

      【共同通信】