イラク、コンクリ壁撤去を中止 大規模テロ受け首相【カイロ共同】イラク政府当局者は、マリキ首相が、武装勢力による爆弾テロの被害防止のため首都バグダッド市内各所に設置されているコンクリート壁の撤去中止を20日決定したことを明らかにした。21日の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)が伝えた。外務省や財務省など首都中枢を標的にし、100人以上が死亡した19日の大規模連続テロを受けた措置。 イラク治安当局は20日、テロ発生現場の治安を担当していた当局者計11人を拘束、対策の不備について取り調べている。連邦議会関係者からは首相が推し進めていたコンクリート壁撤去が大規模テロを引き起こした一因との批判も出ており、マリキ首相は政権の動揺を最小限に食い止めるためにも、テロ再発防止を迫られている。 政府当局者によると、撤去再開の時期は未定。 今年1月の州評議会選挙で与党を勝利に導くなど政権基盤を強化し、来年1月の連邦議会選挙での圧勝、再選戦略を描いていたマリキ首相は、時期尚早との強い懸念も指摘される中、イラクの治安悪化を象徴していたコンクリート壁撤去を今月半ばまでに決定。9月中旬までの撤去完了を目指していた。 【共同通信】
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