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  •  「21世紀臨調」が主催する党首討論会で、議論を交わす麻生首相(左)と民主党の鳩山代表=12日午後、東京都内のホテル

    民主政策は無責任―首相 与党は官僚主導―鳩山代表

     麻生太郎首相(自民党総裁)と鳩山由紀夫民主党代表による党首討論が12日午後、都内のホテルで開かれ、互いに相手の衆院選マニフェスト(政権公約)を批判、応酬を繰り広げた。首相は民主党政策を「財源のないばらまきは無責任。安保政策で一貫性のない党には日本の安全を任せられない」と批判し、政権担当能力に疑問を呈した。鳩山氏は「与党の政策は官僚主導でつくられ、天下り天国の無駄遣いの多い国にした。これは官僚任せの政治では打破できない」と反論し、政権交代が必要だと訴えた。

     衆院選に向けた解散後の前哨戦で、両党首が一対一の対決型討論を行うのは初めて。学者や経済人らでつくる民間団体「新しい日本をつくる国民会議」(21世紀臨調)の主催で、1時間半にわたり行われた。

     消費税率引き上げに関し、鳩山氏は「4年間は上げる必要はない」と重ねて増税を否定。首相は「景気回復後、社会保障と少子化対策のため抜本的税制改革をお願いする。必要なら国民の耳に痛いことも言うのが政治の責任だ」と強調した。

     鳩山氏が、「2010年度後半には年率2%の経済成長を実現する」とした自民党マニフェストに触れ、11年度から増税を実施するかただしたのに対し、首相は「名目成長率が2%になれば、遅滞なくできる状況になったと判断できる」とした。

     鳩山氏は民主党政策を「家計を潤わせて内需を拡大し、経済を展開させるのが基本的発想だ」と説明、「無駄遣いを放置し、借金漬けにして、揚げ句の果てに消費税増税。こんな政治なら誰でもできる」と訴えた。

     首相は「成長政策のない政党に景気回復は実現できない。われわれは経済成長して、経済のパイを大きくして配分を考える」と主張した。

     鳩山氏は衆院選で勝利した場合の政権の在り方に関し「衆院でいくら議席を占めようが、社民、国民新両党との連立を前提に考えている」と明言。海上自衛隊によるインド洋での給油活動に関しては「すぐにすべてを変えるという発想ではない。外交には継続性もあり、現実的に対応していきたい」と述べた。

      【共同通信】