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  • 裁判員裁判が3日スタート 東京地裁、物証・証言どう判断 


     東京地裁に準備された裁判員候補者案内用のプラカードと表示板

     市民6人が裁判官と一緒に法壇へ―。全国初の裁判員裁判が3日、東京地裁でスタートする。専門知識を持たない人々が突然「人を裁く側」に立ち、法廷で直接見て、聞いた物証や証言を基に、どんな判断を示すのか。裁判員法の成立から5年余。6日の判決まで連日開かれる公判の展開が注目される。

     対象は、東京都足立区の自宅前で5月、近所に住む女性=当時(66)=をサバイバルナイフで刺殺したとして、無職藤井勝吉被告(72)が殺人罪に問われた事件。

     弁護側は大筋で起訴内容を認め、被告が反省していることなど情状面を中心に訴える方針。検察側は殺害行為の残虐性を強調するとみられる。

     公判では、双方とも裁判員が理解しやすいよう難しい専門用語の使用を避ける。裁判長は裁判員の負担を軽減するため、1時間程度審理すれば30分の休憩を挟むという。

     また従来の裁判では、藤井被告のように拘置中の被告は、手錠と腰縄を着けられジャージー姿で裁判官が待つ法廷に入ることが多かったが、今回は裁判員の入廷前にいずれも外し、革靴に見えるサンダルや普段着を着用する。「被告は有罪ではないか」との予断を裁判員に与えない配慮だ。

     被害者参加制度も適用され、女性の長男(37)が被害感情を述べる予定。評議では類似事件の過去の量刑も参考資料とされ、こうした遺族の声やデータが裁判員の判断に与える影響についても関心が集まっている。

      【共同通信】