道警、悪天候下の行動解明へ 旅行会社社長から聴取![]() 記者会見の冒頭、頭を下げ謝罪するアミューズトラベルの松下政市社長(左)=17日午後、北海道帯広市 中高年の登山客ら10人が死亡した北海道・大雪山系の遭難で、道警は17日、ツアーを主催したアミューズトラベル(東京都千代田区)とオフィスコンパス(茨城県つくば市)の社長らから任意で事情聴取した。荒天でなぜ登山を続行したのかや、安全管理に問題がなかったかなどの経緯を中心に、業務上過失致死容疑で調べを進める。 日本山岳協会によると、夏山の悪天候による遭難としては、過去最悪の規模。 道警によると、アミューズ社のツアー参加者は全国各地から13日に飛行機で北海道入り。14~16日に山中の避難小屋に2泊し、登山客15人がガイド4人と旭岳からトムラウシ山まで四十数キロを縦走する予定だった。 遭難した16日は風雨が強く、パーティーは散り散りになって登山客らの男女8人が死亡。道警は17日、死亡したのは広島市佐伯区の植原鈴子さん(62)と浜松市浜北区の市川ひさ子さん(59)と新たに確認。残る1人は茨城県の男性(64)とみられる。 計画表によると、行程は一日の歩行距離が長く標高差もあり、天候急変の対応も困難。だが緊急時の延泊などを見込んだ予備日がない一方で、17日には帰りの飛行機の便が設定されており、道警は日程に無理がなかったかも調べる。 同社によると、途中で別行動になった1人を除くガイド3人のうち、1人だけがこの行程を十数回経験していたが、ほか2人は同社のガイドとして初行程だったという。 美瑛岳のツアーはコンパス社が主催。女性客3人と男性ガイド3人が3泊4日で十勝岳などを縦走する予定だったが、女性1人が低体温症で死亡した。 事故を受け、アミューズ社の松下政市社長(50)は17日午後から帯広市で記者会見し「本当に申し訳なく思っています」と謝罪。社長を辞任する意向を明らかにした。 【共同通信】
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