政府、13年度に電子私書箱創設 個人情報保護に課題も政府のIT戦略本部が6日、2015年を目標とした新たなITの中期戦略「i-Japan戦略」を決めた。切り札として「国民電子私書箱」の13年度までの創設を掲げた。インターネットでさまざまな行政サービスを受けられるようになるが、情報流出や、国の情報集約強化への懸念もあり、課題が多い。 各人に電子私書箱を割り当て、各機関がばらばらに保有するデータを一元的にやりとりする仕組み。年金記録の閲覧、住民票の入手、引っ越しでの住所変更が可能になる。パソコンなどからICカードを使いアクセスする。戦略では、省庁横断の会議が09年度中に、同様の仕組みの社会保障カードと一体で基本構想をまとめる。 ただ希望する人に電子私書箱を重複なく提供したり、各機関が管理する情報をつなぐには、個人識別のための番号などの仕組みが必要だが、今戦略では具体策に踏み込まなかった。 既存の住民基本台帳ネットワークの活用が現実的との見方が大勢を占めながらも、住基ネット導入の際の個人情報保護をめぐる反発が「関係者のトラウマ(心的外傷)になっている」(政府関係者)ことが背景という。 【共同通信】
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