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  • 年金運用、9兆円台の赤字 株価下落で過去最悪

     国民年金と厚生年金の積立金の市場運用で、2008年度は9兆円台の赤字となったことが28日、分かった。単年度の赤字額としては、年金積立金管理運用独立行政法人(旧年金資金運用基金)が市場運用を始めた01年度以来、過去最悪で、赤字は2年連続。

     昨年9月の「リーマン・ショック」後の世界的な株価下落や円高による為替差損が響き、市場運用利回りもマイナス10%前後まで落ち込んだ。07年度末で7兆円余りあった累積黒字は失われた計算になる。年金給付にただちに影響が出ることはないが、マイナス運用が続けば年金財政への影響も懸念される。

     公的年金の積立金は全体で約140兆円。うち90兆円余りを、厚生労働相が同法人に委託し、約8割を国内外の債券市場、約2割を株式市場で運用している。

     08年度の市場運用分の収益は、昨年4~6月期が1兆3042億円の黒字だったが、株価下落の影響などを受け、同7~9月期が4兆2383億円、同10~12月期が約5兆7398億円の赤字。今年1~3月期も赤字は確実な情勢だった。

     市場での運用利回りは昨年4~12月期がマイナス9・13%。08年度通年では10%前後とさらに悪化した。

      【共同通信】