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  • 「生徒なし授業」の中止申し立て 埼玉の教諭、退職強要と


     記者会見で涙ぐむ私立昌平高校の今村寛教諭=18日、埼玉県越谷市役所

     生徒のいない教室で「模擬授業」をさせられ退職を強要されたとして、埼玉県杉戸町の私立昌平高校に勤務する今村寛教諭(49)=同県鷲宮町=が18日、高校を運営する学校法人「昌平学園」を相手取り、さいたま地裁越谷支部に、模擬授業の中止などを求める仮処分を申し立てた。

     申立書によると、学校側は4月から、国語担当の今村教諭を通常の授業から外し、特別研修と称する模擬授業を実施。今村教諭は副教頭らが在室する中で50分間、「授業を始めます」「教科書を読んでください」などと発声し授業のまね事をした。

     記者会見した今村教諭は「2カ月以上、一人芝居をやってきて教師を辞めたいと思ったこともある」と話した。今村教諭は1985年から同校に勤務している。

     弁護士によると、この2年間で昌平高校の教職員計75人が退職した。同校によると、大手学習塾「栄光ゼミナール」を運営する法人の社長が昨年6月、昌平学園理事長に就任した。

     同学園は「模擬授業は教諭のスキルアップのため」などと説明している。

      【共同通信】