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  •  水深約4メートルの海中で一斉に産卵する枝サンゴの一種、スギノキミドリイシ=13日夜、鹿児島県・奄美大島の和瀬海岸沖(興克樹さん撮影)

    奄美の海、ピンクに染まる サンゴ産卵で幻想的な光景

     夜の海中が淡いピンクに染まる-。鹿児島県・奄美大島の沿岸でサンゴの産卵が始まり、直径約0・5ミリの「バンドル」と呼ばれる無数のつぶが海中を粉雪のように浮遊する幻想的な光景が繰り広げられている。13日深夜、地元の自然写真家興克樹さん(38)が撮影に成功した。

     午後10時すぎの奄美市・和瀬海岸沖。水深4メートルほどの海底で、枝サンゴの一種のスギノキミドリイシが精子と卵の入ったカプセル状のバンドルを次々と放出しはじめると、ピークの約10分間ほどで視界一杯に淡いピンクのバンドルが広がった。

     バンドルはゆっくりと浮上後、海面ではじけることで受精。数日から数週間後に海底に定着し、成長していく。

     同島周辺のサンゴは、天敵オニヒトデの異常発生などで大きなダメージを受けたが、オニヒトデ駆除が昨年までに終わり、回復傾向にある。サンゴを十数年見守ってきた興さんは「サンゴが回復する海域は増えている。できるだけ多く成長してほしい」と期待した。

      【共同通信】