「国会議員から電話で頼まれた」 任意聴取に元厚労省部長障害者団体向け郵便制度悪用事件で、障害者団体「凜の会」(現・白山会)の証明書発行をめぐり、当時の厚生労働省障害保健福祉部長(57)が大阪地検特捜部の任意の事情聴取に「国会議員から電話で対応を頼まれた」と話していることが31日、捜査関係者への取材で分かった。 元部長は虚偽公文書作成容疑などで逮捕された同部企画課係長上村勉容疑者(39)の上司で、凜の会設立者の倉沢邦夫容疑者(73)=郵便法違反容疑で逮捕=が「証明書発行を求めて厚労省で元部長と面会した」と供述していることも判明。 上村容疑者は調べに証明書の偽造を認め、証明書発行が「政治案件」として扱われていたとの供述もあり、特捜部は経緯を慎重に調べている。 捜査関係者によると、倉沢容疑者は「2004年春に証明書の発行の件で元部長を訪問した」と供述。元部長は同年2月ごろに「国会議員から対応を電話で依頼された」と説明しているという。 倉沢容疑者はこの議員の元私設秘書で、現局長で当時の企画課長に面会した際に「国会議員の関係者であることを伝えた」と供述している。 議員の事務所はこれまでの取材に「勝手に名前を使われ、いい迷惑。口利きの事実はない」としている。 一方、凜の会元会員河野克史容疑者(68)=虚偽公文書作成・同行使容疑で逮捕=の供述によると、上村容疑者は「上から言われると従わざるをえない」などと話していた。 凜の会は、同年5月28日付で企画課長の公印が押された偽造の証明書を入手。当時の日本郵政公社東京支社に提出し、低料第3種郵便物制度の利用が認められた。 【共同通信】
|
