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  • 7月にトカラ列島で皆既日食 混乱回避でツアー以外は控えて


     7月の皆既日食観測の混乱を避けるため、鹿児島県・トカラ列島への来島自粛を呼び掛ける張り紙=5月25日、鹿児島港

     国内の陸地で見られるのは46年ぶりとなる7月22日の皆既日食まで2カ月を切った。天体ショーの主な舞台となる鹿児島県十島村は、悪石島などトカラ列島7島で人口計約620人。日食前後には観測客ら約1500人が訪れるとあって、村は医療など受け入れ態勢づくりを急ぐとともに、混乱回避のため「公認ツアー」以外での来島自粛を呼び掛けている。

     「個人的に島に入ることはご遠慮下さい」-。鹿児島港(鹿児島市)とトカラ列島を結ぶフェリーの待合所に、十島村はこんな張り紙を出した。

     村が観測客受け入れ業務を委託した近畿日本ツーリストによると、島の宿泊施設は限られ、ツアー客の多くは学校の体育館や校庭、キャンプ場に寝泊まり。それでも料金は、運賃を含め1人35万円から40万円程度と高額だ。

     簡易トイレの設置など環境整備費も含まれているためで、ツアー以外の個人やグループでの来島を認めれば不公平感が生じるのは避けられない。

     安全面の問題もある。真夏だけに熱中症なども予想されるが、医師が常駐するのは7島のうち1島だけ。村はツアー期間中、ほかの6島にも医師や看護師を配置するが、無制限に来島を認めれば急病などに対応できなくなる恐れがある。

      【共同通信】