あきる野市元職員に死刑判決 東京、資産家姉弟強殺事件東京都あきる野市で昨年4月、資産家の姉弟が殺害され現金などが奪われた事件で、強盗殺人や死体遺棄などの罪に問われた元同市職員沖倉和雄(61)、土木業伊丸岡頼明(65)の両被告の判決が12日、東京地裁立川支部であり、山崎和信裁判長は「冷酷非道で残忍この上ない」として、沖倉被告に死刑、伊丸岡被告に無期懲役をそれぞれ求刑通り言い渡した。 判決は「沖倉被告が犯行を終始主導した」と認定。伊丸岡被告については「自供して事件の解明に協力、心底からの反省と悔悟も認められる」と死刑回避の理由を述べる一方「本来の責任は重く、一定の年齢にあることを考えると、仮釈放を許すことは適当ではなく、生涯、刑務所で罪の償いをさせるべきだ」と、異例の付言をした。 沖倉被告は判決を不服として即日控訴した。 判決理由で山崎裁判長は「被害者の恐怖や苦しみを想像すると戦慄を覚える。借金返済などを理由とした動機に酌量の余地はなく、遺族の処罰感情は峻烈。社会に与えた衝撃や不安も大きい」と厳しく批判した。 沖倉被告側は「殺害を主導したのは伊丸岡被告だ」と主張していた。 判決によると、沖倉被告らは昨年4月9日夜、あきる野市の無職大福広和さん=当時(51)=宅に侵入し、大福さんと姉の図書館職員康代さん=同(54)=をナイフで脅して現金35万円などを強奪。翌10日未明に2人の頭に袋をかぶせて窒息死させた。その後、2人の遺体を長野県飯綱町の山中に埋め、奪ったキャッシュカードで預金口座から計約526万円を引き出した。 【共同通信】
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