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  •  衆院予算委で答弁する麻生首相。右端は与謝野財務相=8日午後

    首相「天下り法人選定問題ない」 補正の基金委託先で

     麻生太郎首相は8日の衆院予算委員会で、2009年度補正予算案で総額約4兆3000億円余りを拠出する各基金の委託先に、官僚の天下り法人が含まれていることに関し「事業を実行させるに当たり、最も適切な団体を選んだ」と述べ、問題ないとの認識を示した。

     補正予算案では複数年度にわたる支出を可能にするため46の基金に拠出するが、民主党の細野豪志氏は「基金から多額の金が天下り先に流れる」と批判。首相は「1人でも役人がいたら駄目と考えているわけではない。結果がすべてだから、しっかり結果を出してほしい」と強調した。

     細野氏は各都道府県に「地域産学官共同研究拠点」を整備するため、補正予算案で科学技術振興機構に695億円を支出することに触れ、独自の調査を基に「機構側から(所管の)文部科学省に予算要求もない。いいかげんな予算だ」と批判。首相は「時間がなかったとはいえ、きちんとした査定がなされた」と反論した。

     国会議員の世襲制限について、首相は「各党が自らのルールで、これをやろうというのは見識だ」としつつ、自民党としては「検討中としか言いようがない」と述べるにとどめた。企業・団体献金の禁止をめぐっても「各党、各派で十分議論されるべきで、自民党としても議論している」と指摘した。

      【共同通信】