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  • “わさび”で火災警報 難聴者施設に新装置寄贈


     わさびのにおいで火災を知らせる警報装置

     ツーンときたら跳び起きて-。香りを使った機器の製造会社が、わさびのにおいで火災を知らせる装置を開発し、25日、高松市の香川県立聾学校と難聴幼児通園施設に計11台を寄贈した。

     難聴者向けには光や振動を使った装置があったが、就寝時に気付きにくく、不安の声が上がっていた。聾学校では、宿直の教員らが寄宿舎の生徒を起こすしか手だてがなく、六車治校長は「音が聞こえなくても自分で避難できる。ありがたい」と話している。

     この会社はシームス(東京)で、2001年に研究を開始。「ミントでは心地よくなり、寝てしまいそう」「からしは刺激が強すぎて危険」。議論を重ねた結果、わさびのツーンとするにおいにたどり着いた。

     火災警報器が煙を感知すると、コードでつながった装置が作動し、におい成分が噴き出す仕組み。同社によると、15-20秒で6-9畳の部屋に充満し、難聴者ら14人を対象にした臨床実験では、鼻詰まりの1人を除き、1-2分で目を覚ましたという。

     田島幸信取締役は「高齢者や耳の不自由な人が少しでも安心して暮らすための手助けになれば」としている。

      【共同通信】