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  • 首相、靖国例大祭に供物奉納 中韓反発の可能性

     麻生太郎首相が21日から3日間の日程で始まった靖国神社の春季例大祭に合わせ、「内閣総理大臣」名で「真榊」と呼ばれる供物を奉納していたことが同日、分かった。首相は昨年10月の秋季例大祭でも同様に供物を納めたという。いずれも私費から支出した。首相周辺が明らかにした。

     首相は29、30日に中国を訪問し、胡錦濤国家主席、温家宝首相との首脳会談を行う予定。訪中直前に発覚しただけに、中国側が強く反発することも予想される。韓国も懸念を表明する可能性がある。

     現職首相の奉納は2007年4月、当時の安倍晋三首相が真榊を納めて以来。それ以前では1985年8月15日の終戦記念日に当時の中曽根康弘首相が奉納した。麻生首相周辺は「国のために戦って亡くなった方々に敬意を表し、ご冥福をお祈りするため奉納した」としている。

     真榊はサカキの鉢植えで1個5万円。靖国神社側は首相が真榊を納めたかどうかについて確認しなかったが、本殿に昇殿するための階段付近に置かれているとみられる。

     靖国神社をめぐって、麻生首相は2006年に神社を非宗教法人化し「国有化」する私案を発表。総務相当時は参拝していたが、首相就任後は靖国参拝について「首相の立場は個人的信条と異なっているが、状況を見て判断したい」として参拝の有無を明確にしていない。

      【共同通信】