省エネ冷蔵庫で不当表示 日立ブランド9機種![]() 公正取引委員会から排除命令を受けた日立ブランドの大型冷蔵庫「栄養いきいき 真空チルドV」(日立アプライアンス提供) 最新モデルの冷蔵庫9機種でリサイクルの樹脂材料を活用し、二酸化炭素(CO2)排出量を削減したなどと宣伝しながら、実際はほとんど活用していなかったとして、公正取引委員会は20日、景品表示法違反(優良誤認)で、日立製作所の子会社で製造・販売した日立アプライアンス(東京)に排除命令を出した。 日立アプライアンスは不当表示を認め、経済産業省の「省エネ大賞」で、9機種が2008年度に受賞した「省エネルギーセンター会長賞」を返上したことを明らかにした。 公取委によると、同社は昨年11月以降、日立ブランドの大型冷蔵庫「栄養いきいき 真空チルドV」と「ビッグ&スリム60」シリーズ全9機種のカタログや新聞広告で「使用済み冷蔵庫の棚などの樹脂材料を真空断熱材として活用」と表示。「断熱材製造工程でのCO2排出量約48%削減」などと宣伝していた。 公取委が調べたところ、6機種は「リサイクル樹脂」は全く使わず、残る3機種が部分的に従来の材料と混ぜて断熱材に使っただけで、削減率も48%を下回った。 同社によると、9機種のうち最上位機種で昨年9月から同樹脂を使う計画だったが、技術的な問題から遅れた。この情報が宣伝部門に伝わっていなかった。「性能・機能自体に問題はない」として回収はしない。 公取委によると、食料品をまとめ買いする消費者が増え、大型冷蔵庫は市場が拡大。日立ブランド9機種は発売以降11万台以上が売れ、トップのシェアを占める。公取委は「消費者の関心が高い環境分野での不当表示で問題は大きい」としている。 【共同通信】
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