![]() 新入生らでにぎわうシドニー工科大=5日(共同) 不景気で進学ブーム 豪、就職厳しく大学・院に【シドニー27日共同】資源輸出主導の経済に陰りが出てきたオーストラリアで、大学や大学院への進学者が急増している。2月の失業率は5・2%と約4年ぶりの高水準で、就職難が進学ブームを後押しした形だ。 高校卒業後にボランティアなどの社会経験を経て大学に入るケースも多かったが、不景気で“回り道”の機会が閉ざされ、大学進学が増えた側面もあるようだ。 大学の入学時期は2、3月。シドニー工科大の大学院進学者は前年比で約20%増え、東部のグリフィス大は入学者が5%増加した。経済をけん引してきた資源ブームが終わりを告げた西部では、ウエスタンオーストラリア大の入学者が前年より約300人増えた。同大入学課は「高給が見込める鉱山関係の仕事が減ったのも一因」とみる。 オーストラリアでは大学の入学許可を得た後、入学を一定期間先送りできる制度があり、外国を放浪して働いたり、ボランティアに励んだりする若者が多い。しかしタスマニア大の場合、今年はこの制度を利用する学生が23%減少した。 学生の専攻も、看護や教育など「不況に強い学部」(シドニー工科大)が人気という。 【共同通信】
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