川崎市が製鋼副産物で海藻繁茂を CO2削減狙い川崎市は17日、製鋼過程で副産物として生じる「製鋼スラグ」と、海底の土砂を混ぜて作った土台を川崎港に沈め、ワカメなどの海藻を繁茂させる実証実験を今夏から始めると発表した。光合成により二酸化炭素(CO2)を吸収する海藻を増やし、CO2の削減と水質改善を図るのが狙い。 経済産業省が募集していたCO2削減のためのモデル事業に2月、選ばれた。予算額は1億3000万円。東大やJFEスチールなどの企業、研究所など14機関と市が連携して取り組む。 製鋼スラグは、植物を成育させる鉄分を多く含む。また、リンや硫化物を吸着するため、水質改善効果があるとされる。国内では年間約4000万トンが生じ、うち1%弱が廃棄されているという。 実験は7月から約8カ月間実施。市内の製鉄所で生じる製鋼スラグと川崎港の土砂を混ぜて、縦5メートル、横5メートル、厚さ1メートルの土台を作って海底に設置、具体的効果を検証する。 市の担当者は「成果を出し、国内外に普及させて国際貢献を図りたい」と話している。 【共同通信】
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