ソニー中鉢社長4月退任、引責か 人事刷新、会長へ権限集中![]() 社長退任が決まり厳しい表情の中鉢良治氏(左)。右は社長を兼務するストリンガー会長=27日午後、東京都港区のソニー本社 ソニーは27日、中鉢良治社長(61)が4月1日付で代表権のある副会長に就き、ハワード・ストリンガー会長(67)が社長を兼務するトップ人事を発表した。世界同時不況の中、液晶テレビなど主力のエレクトロニクス事業の不振で業績が悪化、同事業の責任者である中鉢氏の事実上の引責との見方が出ている。人事体制刷新でストリンガー会長へ権限を集中し、経営立て直しを急ぐ。 国内大手メーカーでは、業績が悪化しているトヨタ自動車も社長交代を決定。トップ交代による人心一新や経営責任の明確化で求心力を高め、業績改善を目指す動きが広がりそうだ。 ソニーは、パソコンなどエレクトロニクス事業の一部とゲーム事業の統合を柱とした大規模な組織再編も4月1日付で実施。将来有望なネットワーク対応型の製品、サービスの競争力を強化するのが狙い。 記者会見した中鉢社長は、退任について「今後の成長戦略は新しい世代が作るのが最善。新しい事業体制を構築すべきだ」と述べ、業績が悪化する中で経営陣の若返りの必要性を強調。ストリンガー会長は、今回の人事に伴い副社長に起用する若手らの成長を理由に「もう1つの官僚機構(社長ポスト)を置く必要はない」と社長兼務の妥当性を説明した。中鉢社長は副会長就任後、製品安全や環境問題などを担当する。 【共同通信】
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