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  •  骨粗しょう症のマウスに破骨細胞を骨から引き離す薬剤を投与した場合(左)と投与しない場合の骨の内部の様子(大阪大、米国立衛生研究所提供)

    骨の破壊を薬で抑制 阪大、新治療法に期待

     古い骨を破壊する「破骨細胞」が骨の表面にくっつくのを薬剤で抑えると、骨粗しょう症の症状を緩和できることを、大阪大や米国のチームがマウス実験で突き止め、8日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。

     破骨細胞は古い骨が新しい骨に置き換わるサイクルの一端を担うが、働き過ぎると骨密度の低下や関節リウマチを引き起こす。高齢化に伴い国内には1000万人を超える骨粗しょう症患者がいるとみられ、阪大の石井優准教授は「新たな治療法の開発につながりそうだ」と話している。

     チームは、マウスの骨の内部を特殊顕微鏡で観察。血中の脂質の一種が、骨に付いた破骨細胞を引き離す役割を果たしているのを発見した。より強力に破骨細胞を骨から引き離す薬剤を骨粗しょう症のマウスに投与すると、骨の破壊は投与しない場合の4割程度にとどまった。

      【共同通信】