CO2でニモもピンチに? 海水酸性化、嗅覚損なう![]() 海水の酸性化の影響が心配されるクマノミの一種の成魚(米科学アカデミー紀要提供) 映画「ファインディング・ニモ」の主人公の熱帯魚「カクレクマノミ」に近いクマノミの一種の稚魚が、二酸化炭素(CO2)の濃度上昇によって海水の酸性化が進んだ条件下では、嗅覚による環境の識別ができなくなったとの研究結果を、オーストラリアなどの研究チームが2日付の米科学アカデミー紀要(電子版)に発表した。 研究チームは「酸性化がこのまま続けば、感覚障害によって多くの生物の個体数が減少、海の生物多様性が失われるだろう」としている。 チームは、酸性・アルカリ性の度合いを示す水素イオン指数(pH)を通常の8・15にした海水のほか、より酸性に近づけた7・8と7・6の海水でクマノミの一種の稚魚を飼育。 その後、稚魚が本来好む熱帯雨林の葉を浸した水と、稚魚が敬遠する刺激臭のある葉を浸した水を流すと、通常の海水で育てた稚魚の集まり方に変化はなかったが、酸性に近づいたpH7・8では逆に刺激臭のある方に集まったり、より酸性化したpH7・6では、何の反応も示さなくなったりしたという。 【共同通信】
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