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  • 政府、ロシアに早期解放要求 漁船拿捕、鳥取県は対策会議


     所有する「第38吉丸」がロシア当局に拿捕され、情報収集などに追われる日吉水産の関係者=28日午前7時40分、鳥取県境港市

     鳥取県沖の日本海でカニかご漁船「第38吉丸」(122トン、安藤正史船長ら10人乗り組み)がロシア当局に拿捕された問題で、河村建夫官房長官は28日午前の記者会見で「乗組員の健康状態に問題はない。人道的観点から早期解放を求めた」と述べた。

     河村官房長官によると、ロシア側は第38吉丸が排他的経済水域(EEZ)内で違法操業したと主張しているという。ナホトカに向かっており、到着は同日夜から29日朝になる見通し。

     ロシア極東沿海地方の国境警備当局者によると、EEZ内で第38吉丸を見つけ臨検したところ、カニを発見。船長は漁獲許可の書類を提示できなかったため、密漁の疑いがあるとして連行したという。

     鳥取県水産課によると、拿捕されたのは境港市の北約480キロの「北大和堆」と呼ばれる水域。第38吉丸は漁を終えて停泊中、ロシア側のEEZに入ってしまったことに気づき、戻ろうとした際に臨検を受けた。

     鳥取県漁業協同組合が、第38吉丸を所有する水産加工会社「日吉水産」(境港市)の関係者らから事情を聴いたところ、ロシア側は漁に使うかごがロシア海域に入ったと主張しているという。

     一方、鳥取県は28日午前、関係者を集めて対策会議を開催。外務省や水産庁などと連絡を取り合い、情報収集に努めていくことを確認した。

      【共同通信】