申し訳ございませんと草薙さん 情報源の被告に頭下げる「崎浜先生、申し訳ございません」。医師宅放火殺人事件の公判で14日、証人として出廷したフリージャーナリスト草薙厚子さん(44)。これまで一貫して秘匿してきた著書「僕はパパを殺すことに決めた」の情報源を法廷で明かし、精神科医崎浜盛三被告(51)に頭を下げた。 この日、真っすぐ前を向き1人で歩いて奈良地裁に入った草薙さん。法廷で、きっぱりとした口調で「崎浜先生の利益になると思い、今から(情報源を)明らかにしたい」と話した。 「情報源は命を差し出しても言えない」。草薙さんは崎浜被告が逮捕、起訴されても、一貫して情報源を秘匿してきた。 「僕は…」は、医師の父親(49)に暴力を振るわれた長男(18)が、殺害を決意するまでの気持ちをつづった「殺害カレンダー」を表紙に使用。暴行の様子を詳述した調書などが丸写しされている。出版後、「少年の更生が妨げられる」と批判の声も上がった。 しかし、草薙さんは「遺族の反発を考慮してもなお、社会的意義がある」と強調した。さらに昨年4月、奈良地検による事情聴取の様子をまとめた「いったい誰を幸せにする捜査なのですか。」(光文社)を出版。「検察との『50日間闘争』」との副題を付け、捜査を厳しく批判した。 【共同通信】
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