日台の両船長を起訴猶予 尖閣沖の衝突で那覇地検那覇地検は25日、尖閣諸島(中国名・釣魚島)沖で6月に起きた日本の巡視船と台湾の遊漁船の衝突事故で、業務上過失往来危険などの疑いで書類送検された鹿児島海上保安部所属の巡視船こしきの堤信行船長(58)と台湾の遊漁船連合号の何鴻義船長(49)を起訴猶予処分とした。 那覇地検の佐藤隆文次席検事は、堤船長について「領海警備に集中するあまり起こした事故で過失責任は重大とはいえず、日本政府が何船長に約2900万円の賠償金を支払い示談も成立している」と説明。何船長については「負傷し船が沈没した上、過失は衝突の回避行動を取らなかった不作為にとどまる」とした。 事故は6月10日未明、第11管区海上保安本部(那覇)の指揮下にあったこしきが日本領海で航行していた連合号の船名を確認しようと接近。こしきが船間距離を十分保たず、連合号も回避せず自動操舵を続けたため衝突し、連合号は沈没した。 尖閣諸島の領有権を主張する台湾では事故後、反日機運が高まり、日台関係が一時不安定化。11管本部は那須秀雄本部長名で何船長に謝罪の手紙を出した。 【共同通信】
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