繁栄するソマリア海賊の町 高級車にネットカフェも【カイロ20日共同】高級自動車にインターネットカフェ。人質には洋食の出前も-。AP通信は、事実上の無政府状態が続き、貧困にあえいでいたソマリアの沿岸部の町が、身代金を得た海賊たちの落とす金で繁栄を謳歌(おうか)していると伝えた。海賊行為の根絶を求める国際社会の呼び掛けにもかかわらず、地元住民たちは“豊かさ”をもたらしてくれる海賊たちに感謝の念を隠していないという。 「合法的に金が入ってこようが、違法だろうが、それで私たちはこの町で生活ができる」とハラデレに住むシャムソ・モアリムさん(36)。5人の子どもの母親だ。「子どもたちは食べ物の心配もなく学校にも行ける。みんな幸せよ」 ソマリアは、イスラム原理主義勢力と暫定政府軍との戦闘などで治安が極度に悪化、中央政府は約20年もの間ほとんど機能していない。平均寿命は46歳。4人に1人が5歳になる前に死亡する。 だが、沿岸部のハラデレやエイル、ボサソなどの町は“海賊経済”で栄え、中には4輪駆動車を乗り回し、石造りの家を建てる海賊も。海賊行為はここでは“よい生活”を得る手段だ。 【共同通信】
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