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  • 「不謹慎」と神戸の被災者 一方で「言葉尻とらえても」

     兵庫県の井戸敏三知事が11日、「関東大震災が起きればチャンス」と発言したことについて、阪神大震災の被災者からは「不謹慎」と批判する声が出る一方で「言葉尻をとらえても…」と同情的な意見もあった。

     住んでいたマンションが大きな被害を受けた神戸市灘区のパート山下文子さん(55)は「無責任だし不謹慎。経験していればそういうことは言えないと思う。理解できない」と怒りを隠さない。

     震災で自宅が全壊した神戸市兵庫区の無職女性(65)は「公人として不適切」と指摘。その上で、井戸知事が「防災首都機能を関西が引き受ける準備を」と述べたことに関して「関西が関東の被災地を助ける準備をするのはとても大事なこと。言葉尻だけで騒ぐことはないのでは」と冷静な口ぶりだった。

     阪神大震災で9割以上が焼失した神戸市長田区の大正筋商店街で、茶販売店を営む伊東正和さん(59)は「なお傷跡が残る中、関西経済をなんとかせなあかんという強い思いから出てしまったのではないか」と知事の心境を思いやった。

      【共同通信】