大地震でトランポリン効果 上向きに2・2倍の揺れ6月の岩手・宮城内陸地震で、揺れの力の強さである加速度が最大4022ガルを記録した岩手県一関市の観測点では、上向きの加速度が下向きの2・2倍以上だったと、防災科学技術研究所(茨城県つくば市)が31日付の米科学誌サイエンスに発表した。 地震の際、上向きと下向きの加速度の大きさはほぼ同じとされてきた。同研究所は、トランポリンで跳ねる人にかかる力は、トランポリンの反発力による上向きの方が、下向きの力(重力)より大きいことに例えたモデルを提唱、「トランポリン効果」と名付けた。 今後は、こうした現象を考慮して建物の耐震設計をすべきではないか、としている。 同研究所によると、この観測点の地表では、通常と違い水平方向より上下方向の加速度が大きく、上向きは最大3866ガル、下向きは最大1703ガルだった。同じ地点の深さ260メートルでは上下はほぼ同じで、上向きが大きいのは表層特有の現象とみられる。 【共同通信】
|
