47NEWS >  共同ニュース  > 記事詳細
  •  ニュース詳細     
  • 客の男を放火容疑などで逮捕 「生きるの嫌に」、ビル火災


     火災があった個室ビデオ店前で現場検証に臨む大阪府警の捜査員ら=1日午後3時19分、大阪市浪速区で共同通信社ヘリから

     大阪市浪速区の雑居ビルの個室ビデオ店から出火し、男性客15人が死亡、10人がけがをした火災で、浪速署捜査本部は1日午後、現住建造物等放火と殺人、殺人未遂の疑いで、火元とみられる個室を利用していた大阪府東大阪市加納、無職小川和弘容疑者(46)を逮捕した。

     小川容疑者は「生きていくのが嫌になり、キャリーバッグの荷物などにライターで火を付けた」と供述しているという。

     捜査本部は詳しい動機を調べている。店内を現場検証して当時の状況を詳しく捜査し、死亡者のうち4人の身元が判明。3人は大阪府内に居住、1人は住所不詳で、ほか11人の身元確認を急いでいる。

     調べでは、小川容疑者は1日午前2時55分ごろ、浪速区難波中の「檜ビル」1階にある個室ビデオ店「試写室キャッツなんば店」の個室18号室で、自分のキャリーバッグの新聞紙と衣類に放火、同店の約37平方メートルなどを焼き、逃げ遅れた男性客15人を死なせた上、男女10人にけがをさせた疑い。

     捜査本部によると、通報で駆け付けた警察官が、店のそばの路上にいた白い肌着とトランクス姿の小川容疑者に「けがはないか」と声を掛けると「ごめんなさい。たばこを吸った。(出火当時は)寝ていた」と話した。

     その後、任意同行して事情を聴くと「死にたかった。火を付けて怖くなり部屋を出て逃げ出した」と容疑を認めた。

      【共同通信】