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  • BSEを脳の電位で診断 動衛研など、早期発見に道

     動物衛生研究所(茨城県つくば市)、北海道立畜産試験場(新得町)の研究チームは24日、牛に音の刺激を与えた時の脳の反応から、牛海綿状脳症(BSE)を臨床診断する方法を開発したと発表した。

     BSEの発症は従来、牛の動作や症状から臨床診断されているが、感染が疑わしい牛にこの方法を応用することで、より早期に発見することが期待できるとしている。

     同研究所の新井鐘蔵上席研究員によると、利用したのは人でも行われる「聴性脳幹誘発電位」という方法。専用のイヤホンで牛に音を聞かせ、脳幹に起きる電位の変化を調べる。

     実験では、感染牛の脳を健康な牛に接種して人為的にBSEを感染させて育成。12-24カ月後に計5回測定した。

     その結果、BSE感染牛はぼーっとしたり神経質になったりするなどの段階から既に、中脳などへの情報の伝わり方が遅くなり、電位が低下していた。さらに、前脚が震えたり立ち上がれなくなったりする神経症状が現れると、この測定ではっきりした聴覚障害が確認された。

      【共同通信】