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  • 退陣表明「無責任極まりない」 経済界、評価一変の様相

     福田康夫首相が1日、辞任表明したことについて、経済界では「無責任極まりない」(経団連関係者)と戸惑いの声が渦巻いている。首相が2代続けて「政権放り出し」ともみられかねない交代に追い込まれたことで、経済界の与野党に対する評価が一変しかねない情勢だ。

     経済界は昨年9月に辞任した安倍晋三首相に続く突然の退陣表明に驚きを通り越して、虚脱感に襲われている。福田内閣に対し、先進国で最悪の財政立て直し、消費税率引き上げを含む税制改革、年金、医療、介護を含む社会保障制度の一体改革といった構造改革を期待したはずだった。

     しかし、福田首相の政府、与党に対する指導力や政策構想力の欠如に、自民党寄りの立場をとっていた経済界の一部でも「一度政権を交代しなければ、改革は進まない」(大手企業首脳)との声が広がっていた。

     福田首相は、総合経済対策を打ち出したばかり。年末に向けて、道路特定財源の一般財源化や消費者庁設置問題など国会審議を乗り越えなければならない問題が山積していた。

      【共同通信】