![]() 模擬裁判で意見を述べる被害者代理人役の弁護士(左側の立っている人)。右隣に検察官、後ろには遺族役が着席している=3日、東京地裁(代表撮影) 被害者参加制度で模擬裁判 量刑判断に及ぼす影響検討事件の被害者や遺族が被告に質問したり、量刑に関する意見を述べたりできる被害者参加制度を取り入れた模擬裁判が3日、東京地裁(森島聡裁判長)で始まった。起訴事実に争いのない危険運転致死事件を題材に、被害者側の意見が裁判員役の量刑判断に及ぼす影響を検討する。 被告は飲酒運転で衝突事故を起こし、相手の車の運転者を死亡させたという想定で、この日は被害者の妻役やその代理人役の弁護士が出廷した。 妻役は「被告の行為はただただ許せない。簡単に更生できるとは思えない。刑務所で心をあらためてから戻ってきてほしい」と陳述。検察側の求刑は懲役8年だが、代理人役は「危険運転致死罪は被害者の気持ちを反映した法律。求める刑は懲役10年」と述べた。 模擬裁判に協力している企業の社員ら裁判員役からは「被害者が怒っているのがよく分かった。自分も被害者なら同じ気持ちになると思う」との声が上がった。 4日に裁判員役6人と裁判官3人が合議し、判決を言い渡す。 被害者参加制度は裁判員制度に先立ち、年内にスタートする。 【共同通信】
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