メキシコ移民史、漫画に 日本人の功績伝える![]() 漫画「サムライたちのメキシコ」を手にする原作者の上野久さん=11日、グアテマラ市(共同) 【メキシコ市25日共同】1897年に日本からメキシコ南部チアパス州に移住した「榎本植民団」の歴史を取り上げた漫画がこのほど日本で出版された。スペイン語への翻訳も進み、関係者は「日本人はもちろん、メキシコの日系人が先祖の功績を知るきっかけになれば」と期待している。 漫画は「サムライたちのメキシコ」(出版・京都国際マンガミュージアム)。在グアテマラ日本大使館参事官の上野久さん(53)が、メキシコ在勤中の1994年に出版した「メキシコ榎本殖民」(中公新書)が原作になっている。 旧幕臣の榎本武揚元外相が募集した榎本植民団は、チアパス州にコーヒー栽培などを目指して入植。植民は事前の調査不足などのため失敗に終わるが、その後もメキシコにとどまった照井亮次郎(岩手県出身)らが各種事業で成功し、両国の友好発展に寄与した。 メキシコの日系人組織「日墨協会」が日系人に先人の功績を知ってもらおうと、原作のスペイン語訳を計画していたところ、趣旨に共鳴した京都の会社社長が「いまは活字よりも漫画が読まれる」と制作費を全額拠出。 【共同通信】
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