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  • 否認被告の無罪率2・9% 昨年、過去10年最高に

     刑事裁判で起訴事実を否認した被告の1審無罪率(一部無罪含む)が昨年、過去10年で最高の2・9%に上ったことが2日、最高裁の集計で分かった。捜査段階の自白調書が証拠とされないケースの増加を示す最高検のデータもあり、各地裁で市民参加の裁判員制度を意識し、証拠評価が厳しくなっていることをうかがわせる。

     最高裁刑事局の集計によると、全国の地裁が昨年、1審判決を言い渡した被告(6万9238人)のうち、公判で起訴事実を否認したのは4984人で、起訴事実のすべてが無罪となったのは97人、一部無罪が48人。

     このうち、殺人、強盗致傷、放火など裁判員裁判対象事件の否認被告は896人で、一部を含む無罪は19人(2・1%)。

     否認被告の無罪率は、1998年から2002年まで1・2-1・9%で推移したが、03年以降は2%台となり、06年は2・6%だった。

     一方、最高検の集計によると、裁判員裁判対象事件の1審で捜査段階の自白調書の任意性(強要や利益誘導などがなく任意に自白したかどうか)が争われ、調書の証拠請求が却下(一部含む)されたのは、05年が119件中3件、昨年は70件中10件。

      【共同通信】