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  • バーミヤンに世界最古油絵 7-10世紀の仏教壁画


     7世紀半ばに油絵の具で描かれたことが判明したバーミヤン遺跡の仏教壁画=06年撮影(東京文化財研究所提供・共同)

     アフガニスタンの世界遺産バーミヤン遺跡の石窟内に描かれた7-10世紀の仏教壁画が、世界最古の油絵であることが東京文化財研究所などの調査で31日までに分かった。調査した専門家によると、絵画の分野では、12世紀のスウェーデンの「キリスト磔刑像」の彩色で確認された油絵の具が最古の例とされており、美術史を塗り替える発見となる。

     調査に参加した谷口陽子・東文研客員研究員(筑波大助教)によると、同遺跡にある50の石窟の壁画から塗料を採取して成分を化学的に分析した結果、12の石窟の壁画に、クルミやケシの実の油に極めて近い成分の油を用いた油性塗料が使われていることが判明した。

     塗料の分析を行った欧州シンクロトロン放射光施設(フランス)は「世界最古の油絵であることが証明された」と声明で断定、「中国と欧州を結ぶシルクロードを旅した芸術家の作品だろう」と推測している。(イスラマバード共同)

      【共同通信】