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  • 井戸から安全な飲み水 産総研、かばん大の浄水器

     災害時に安全な飲料水を確保するため、井戸水に含まれる有害物質を簡単に除去できる小型浄水器を開発したと、産業技術総合研究所四国センター(高松市)が15日発表した。

     井戸水には人体に有害な硝酸塩が含まれていることが多いが、従来は大規模な装置でしかうまく除去できなかった。

     新装置は旅行かばん程度の大きさで動力が不要なのが強み。広津孝弘主幹研究員は「災害で孤立無援になっても、個人で飲料水を調達できる」と強調。企業や一般家庭、集合住宅向けに商品化を目指す。

     センターは硝酸塩を吸着する特殊な繊維を開発。これをフィルターに使い、約50センチ角の装置で270人が1日に必要な飲料水を1時間でろ過できるようにした。

     環境省によると硝酸塩が原因で、全国の井戸水の約4%が環境基準を超えている。こうした水を飲むと酸欠状態になる危険もあるという。

      【共同通信】