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「捨て犬あふれ、危害も」 奈良市、委託期限切れで
奈良市が奈良県と結んでいた犬や猫の殺処分の委託契約が、3月末で期限切れを迎える。処分場がなく、契約延長を求める市に、県は「態勢整備は中核市の責務」と拒否。野犬の捕獲ができなくなる「異例の事態」(環境省)に発展する可能性が出てきた。
市が処分するのは年約700匹。保健所の収容能力は最大50匹で、飼い主に捨てられ、引き取り手のない犬や猫が路上をさまよい「人に危害を加える恐れがある」と懸念する声も上がっている。
これに対し、津市の特定非営利活動法人(NPO法人)「人と動物との共生をめざす会」の河辺弘子代表は「人のエゴで飼えなくなった犬や猫を行政が引き取っている。本来なら飼い主が最後まで責任を持つべきだ」と訴えている。
奈良市が直面しているのは、処分場建設問題。2002年4月の中核市指定に伴い、県から保健所業務を移譲された。当初5年間に限り処分を県に委託。建設候補地の選定が難航し、委託契約を1年間延長した。
【共同通信】
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