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イラクで現地通貨急騰 貿易停止と略奪ドル流通
フセイン政権の崩壊から約1カ月が過ぎたイラクで、現地通貨ディナールの対ドル交換レートが急上昇している。貿易取引の停止でドルの需要が減る一方、大量の盗難ドル紙幣が市場に出回ったのが原因のようだ。
交換レートは3月20日の開戦まで1ドルが約3000ディナール。戦争中は約4000ディナールまで下落したが、戦闘がほぼ終結した4月上旬から上昇を始めた。5月初旬の約2000ディナールが15日には900ディナールになり、対ドルで開戦前の3倍以上に達した。
バグダッド市内の両替商によると、ディナール上昇の理由は(1)戦争で貿易取引が止まり決済用ドルの需要がなくなった(2)総額4億ドルの盗難ドル紙幣が金や車などの購入に使われて大量に流入した-などという。
一方で、日用品や食料品など物価は戦後1カ月間ほとんど下がっておらず、年金をドルで受け取っている元公務員らの生活を直撃した。
(バグダッド共同)
【共同通信】
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