|
フセイン後の紙幣で悩み イラク、旧ディナール浮上
【ワシントン15日共同】フセイン政権が崩壊したイラクで、フセイン大統領の肖像が印刷されたディナール紙幣の代わりに、どのような貨幣を採用するかで米政府関係者が頭を悩ましている。
イラク復興に当たる米政府関係者の間では当初、既に市中で流通している米ドルを公式通貨にすればよいとの意見が出たが、財務省側は「反米感情を刺激する恐れがあり、通貨主権の観点からも好ましくない」(同省高官)と否定的。
その代わりとして浮上してきたのが、フセイン政権時代以前に流通していた旧「スイス・ディナール」の復活。スイスに印刷を委託していたため、そう呼ばれるこの通貨は、現在でもイラク北部で流通しているという。
財務省当局者は15日ロイター通信に対し「帝国主義のにおいがするイラクの『ドル化』は望んでいない。『スイス・ディナール』の採用が賢明だと思う」と述べた。
【共同通信】
|