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  •  森林の落ち葉堆肥(たいひ)の活用など循環型農業で知られる「三富(さんとめ)地域」の今後を考える「農と里山シンポジウム~三富を未来に」が十八日、所沢市の市民文化センターで開かれた。県や地元農家、東京国際大学などが連携した実行委員会の主催。約六百人が参加して「生物多様性の宝庫」とされる同地域の自然を守っていくため、市民や地元企業のかかわり方などを議論した。  三富地域は江戸時代に川越藩主柳沢吉保によって開拓された。屋敷林、農地、平地林が配置され、三百年以上も里山を生かした農業が営まれてきた。所沢市、三芳町など四市一町にまたがり、現在も野菜生産が盛んな地域。しかし今、都市近郊農業の悩みを多く抱えている。  「里山の生物多様性と人の営み」と題して早稲田大学自然環境調査室講師の大堀聡さんが基調講演。パネル討論では「最近まで三富のことを知らなかった」という毛呂山町出身の俳優ダンカンさんや、三富江戸農法の会の横山進代表、東京大大学院の鬼頭秀一教授らが「もっと三富の魅力の情報発信を」「環境、健康を新しいビジネスとする新しい活動を」と提言、これからの三富プロジェクトの具体化を話し合った。  東京国際大学の田尻嗣夫学長は「三富のメンバーとなって地域のために一緒に取り組む。それが二十一世紀の大学のあり方」と述べた。 (鈴木賀津彦)
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      【東京新聞】