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  •  「振り穴王子」初タイトルの王位奪取‐。2日指し継がれた将棋の第51期王位戦7番勝負(神戸新聞社主催)第6局は、第5局に続く千日手指し直しとなる異例の展開の末、挑戦者の広瀬章人六段(23)が深浦康市王位(38)を破った。広瀬六段は、得意とする振り飛車穴熊(あなぐま)を指し直し局でも選択し、新王位に就いた。 相穴熊だった千日手局は2日目に入り、深浦王位が少ない持ち駒で攻めをつないだが、両者とも決め手を欠いた。 指し直し局は銀冠の陣形に構えた深浦王位が4四銀(54手目)などと攻めたが、広瀬六段が5六銀(57手目)と相手角の頭にぶつけて反撃開始。広瀬六段が4一銀(65手目)と金に割り打った。しかし、深浦王位の玉が上方に逃れてねじり合いに。控室でも1手指されるごとに悲鳴に近い声が上がった。最後は広瀬六段が押し切った。普段は冷静な広瀬六段だが、終盤は顔を扇子であおぎ、終局後は疲れ切った様子。立会人の中村修九段は「相手の攻めを我慢して体を入れ替える広瀬さんらしい戦いだった」と語った。 ■存分に戦えた 広瀬章人・新王位の話 千日手局は相手玉が堅く自信がなかった。指し直し局は終盤に負けがあったが、5三角(155手目)で勝ちと思った。プロ棋界ではすたれた穴熊で存分に戦えたシリーズだった。 ■勝ち見逃した 深浦康市・前王位の話 千日手局は6四歩(83手目)がまずく、千日手は仕方ない。指し直し局は終盤勝ちがあったと思うが、5三角(155手目)をうっかりしました。肝心なところでミスの多いシリーズでした。
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      【神戸新聞】