|
和歌山県内でノロウイルスなど感染性胃腸炎の発症者が急増している。例年より1カ月ほど遅い。新型インフルエンザ対策で手洗い、うがいの感染予防策が浸透したためか、12月には流行の兆しがなかった。インフルエンザの患者は減少しているが、県は「両方とも油断せず、予防を徹底して」と呼び掛けている。 ノロウイルスの感染は、例年11月後半から増え始め、12月、1月にピークを迎える。 県内では31カ所の定点医療機関が患者数を報告している。昨年12月21〜27日の定点当たり患者数は3・81人だったが、1月25〜31日は14・06人。和歌山、海南、岩出保健所で警報基準の20・0人を超えた。 今年に入って集団感染は7日までに、5施設で220人。県は二次感染予防に、ドアのノブや手すりの消毒などを指導している。 一方、50カ所の定点医療機関が報告するインフルエンザ患者数は1月25〜31日で5・96人。流行前の昨年10月以来の1けた台となった。田辺保健所管内だけは10・71人で注意報基準を超えている。4日は5カ月ぶりに学校からの集団感染報告がなかった。 ただ、このまま下火になるとは限らない。県難病・感染症対策課は「インフル、ノロとも冬場に感染しやすい。手洗い、うがいは双方の予防に効果があり、徹底してもらいたい」と話している。 2施設でノロ集団発生 那智勝浦と橋本 県は7日、橋本市の小学校など2施設で6日までに合計53人が下痢や嘔吐(おうと)などの症状を訴え、それぞれ4人からノロウイルスが検出されたと発表した。 県難病・感染症対策課によると、集団発生があったのは那智勝浦町の勝浦認定こども園(園児75人)と橋本市の三石小学校(児童412人)。勝浦認定こども園では2〜5歳の園児24人と職員2人、三石小では1〜5年の児童26人と職員1人が発症した。いずれも軽症だった。 県は2施設に対し、消毒の徹底など二次感染予防を指導した。
[記事全文] 【紀伊民報】
|
