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  • 米国での自動車運転免許取得は「アクセルとブレーキの違いが分かればOK」と極端な言われ方をするくらい一昔前までは易しかったらしい。本紙ワシントン支局が以前書いていた▼翻って、GMやフォードのブランドマークが付いてさえいれば車は自動的に売れると言われた時代も、一昔前まではあった。経営のアクセルとブレーキを踏み間違えたか何かして、自動車大国が過去の話になって久しい▼代わって販売台数が世界一になったトヨタ自動車が、米国を中心に突然のピンチに見舞われる展開を誰が予想しただろう。そもそもの発端は「アクセルペダルの不具合」というから具合が悪い▼アクセルペダルの不具合によるリコール(回収・無料修理)は欧米や中国などで計400万台を超える。ペダルの根元の部品が原因とされる。該当する部品は米国メーカー製だ。海外生産急拡大という名の「アクセル全開」に問題があったのか▼日米での「ブレーキの不具合」発覚で不安が増した。看板車種の新型プリウスが対象だからますます具合が悪い。幹部は最初「ドライバーの感覚の問題」などと説明した。社長が記者会見に現れたのは不信が募ったあとだった。危機管理という名の「ブレーキ」の踏み遅れが、事態を最悪にした▼自動車教習所で教わったような気がする。「アクセルは控えめに、ブレーキは早めに」。経営にも通じる。自動車メーカーだけに限らない。=2010/02/07付西日本新聞朝刊=
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      【西日本新聞】