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  • 「多言」のすすめ「治を為すは多言に在(あ)らず」(史記・儒林伝)。いろいろと言うだけでなく、政治に必要なのは実行力、との意味だろう。が、政治家は、時に「多言」にならなければならない場合もある▲自らの資金管理団体「陸山会」による土地購入問題で、説明責任が問われている民主党の小沢一郎幹事長はその1人だ。おとといの記者会見は格好の機会だった。が、土地問題に関しての答えは、「差し控える」の繰り返しだった▲「政治とカネ」にまつわる疑惑である。「国民の皆さまに誤解を与えた」というのであれば、その誤解をとくのが政治家の務めだ。しかも、並の国会議員ではない。政権に大きな影響力をもつ立場でもある。だんまりを決め込むのは許されまい▲東京地検は昨日、陸山会などを一斉捜索した。購入資金はどこから捻出(ねんしゅつ)したのか。公判中の西松建設の巨額献金事件もある。疑念は募るばかりだが、小沢氏は「多言は一黙に如(し)かず」とばかりに沈黙を貫く構えのようだ▲当然のことだが、「政治とカネ」問題への国民の視線は厳しい。共同通信社の世論調査によると、小沢氏は説明責任を「果たしていない」との回答が85%にも上っている。国会の参考人招致に応じて、国民の要望に沿うのも一案と思うのだが…▲「衆口は禍福の門」とか。多くの人のことばに耳を傾けるのは、政治家の最大の仕事のはずだ。
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      【愛媛新聞】