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  • 日曜の夜、飲食店のカウンターに座っていると男性の2人組が目に入った。スーツにネクタイ姿。県外からのビジネス客かと思っていたら、近くのホテルで開かれた婚活パーティーの帰りだという。2人とも30代半ばだった。結婚活動を略した「婚活」という言葉がすっかり定着したようだ。書店には体験記からハウツー本まで多くの関連書籍が並んでいる。本紙文化面でも「婚活道場」という連載があり、独身男女の複雑な思いがうかがえる。あおるわけではないが、晩婚化や未婚化の傾向は数字に表れている。国立社会保障・人口問題研究所によると、平成17年の県内の平均初婚年齢は男性30・87歳、女性28・99歳。この年の国勢調査では未婚率は20代後半の男性が68・8%、女性が54・6%、30代前半で男性43・5%、女性26・8%だった。必ずしも「結婚イコール幸せ」ではない。しかし「結婚したいのにできない」というのであれば、それはつらい。婚活がもてはやされるのも納得がゆく。一方で「出会いはいつかやってくる」と泰然自若としている人もいて、あらためて人それぞれだと思わされる。パーティー帰りの2人は、はきはきとしていて社交的だった。婚活を公言してはばからない姿勢も潔い。年齢相応、まじめに考えているからだろう。近い将来、すてきな出会いがあることを祈りたい。たたけよ、さらば開かれん。
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      【北日本新聞】