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「駅伝のまちづくり」を進める福島県三春町に今年、トレーニング用の本格的なクロスカントリーコースが誕生する。田村高が昨年の全国高校駅伝に2年連続で男女そろって出場し、男子が5年ぶりに七位入賞を果たしたのを機に町が「お年玉」として同校周辺に整備する。今月中旬から造成工事に入り、5月ごろの完成を目指す。起伏に富んだコースになる予定で、田村高や町の選手のレベルアップとともに「駅伝王国ふくしま」の新たなトレーニングの拠点になりそうだ。 コースは同校陸上部トラックをスタート・ゴールとする延長2・5キロ。現在ある手作りのコースを二倍に拡張し、山道を再整備する形で設ける。木製の階段を造り、足に負担がないように木くずを敷く。周辺の桜の枝打ちなども行う。予算は町の公園維持費を充てる予定だ。 同校は全国高校駅伝に男子が3年連続20回、女子が2年連続15回出場し、女子は全国優勝経験もある全国屈指の伝統校だ。箱根駅伝などにも数多くの選手を輩出している。しかし、平成16年の第55回大会で男子が八位に入賞して以降、入賞から遠ざかっていた。同校の下重庄三監督は「筋持久力をアップしなければ全国には通用しない」と昨年、学校周辺の起伏を生かした約1・3キロのコースを設けた。自らぬかるみに木くずを敷き、周辺住民が協力して大木の枝を払うなどした手作りだ。このコースで練習を重ね、持久力を鍛えたことも今回の男子の七位入賞につながった。 下重監督は、福島市のあづま陸上競技場周辺のあづま荒川クロスカントリーコースのコースづくりにかかわった経験がある。現在の田村高のコースを延長・再整備し、本県の競技力強化につながるコースにしようと、町に相談。町も快諾した。 下重監督は「ケニアやエチオピアのクロカンコースは、想像をはるかに超える起伏がある。そこで練習を重ね、力を発揮している世界一流の選手の裏付けからもクロカンコースでの練習は、有効なトレーニング」と話す。コースが完成すれば、あづま荒川クロスカントリーコースより起伏があり、効果的な練習が年間を通し可能という。 鈴木義孝町長は「コース内には桜並木なども取り入れ、全国に誇れるコースにしたい。ふくしま駅伝の町の部連覇、総合上位入賞にもつなげたい」と期待を寄せている。 コースは田村高や町だけでなく、本県の駅伝チームの練習の場ともなる。31日には現在あるコースで、今月開催される全国都道府県対抗駅伝競走大会(男子24日・広島、女子17日・京都)の本県チームの強化練習が繰り広げられた。本県選手は全国上位入賞を目指して懸命にトレーニングに励んだ。 【写真】起伏のあるコースを走り、全国都道府県対抗駅伝競走大会での入賞を目指す本県選手
[記事全文] 【福島民報】
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