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「15年ぶりの総合Vに『康』『健』(貢献)したい」。東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝=1月2、3日)に出場する山梨学院大の10区間のランナーが29日、固まり、初めて双子がエントリーされた。ともに4年の大谷健太、康太選手(22)で、弟の康太選手が山上りの5区、兄の健太選手が最終10区に選ばれた。プルシアンブルーのたすきにあこがれて島根県からやってきて4年。けがに泣かされながらも、2人で刺激し合ってきた。ようやくつかんだ兄弟での箱根路の出場権。「優勝」というゴールを目指し、最終調整を続ける。 「大谷健太、大谷康太…」。29日の区間エントリーに先立ち、10日発表された箱根駅伝登録メンバーに、2人の名前があった。 「良きライバルで、良き理解者でもある」。互いをこう評価する2人は一卵性双生児。健太選手は181センチ、59キロ、康太選手は179センチ、59キロと、風ぼうだけでなく体格もほとんど同じだ。 中学卒業後、地元の強豪出雲工高に進学し、全国高校駅伝に出場した。同校2年の時、「別々の道より一緒の方がいい。2人で一緒に駅伝を続けないか」と、山梨学院大の上田誠仁監督に声を掛けられた。 入学後、康太選手は1年から箱根駅伝の登録選手に入り、1年は7区、2年は8区、3年は10区にそれぞれエントリーされたが、当日変更で実際のレースは出場していない。健太選手は、これまで登録されたことがなかった。 「けがに泣かされた4年だった」という2人。今春も、健太選手が左足首を負傷した。そのとき「きっといいことがある。頑張ろう」と弟が励まし、奮起した兄はトレーニングを積んだ。 努力が実を結んだのは10月、古里で行われた出雲駅伝。健太選手は4区で区間4位、康太選手は5区で区間賞を獲得する走りを見せた。入学後初めて実現した「『健』『康』リレー」が、チームの準優勝に大きく貢献した。 指導に当たってきた上田監督は「けがが多かった2人だが、互いに高め合っていた」と、二人三脚での努力を評価。福沢央哲主務は「ほかの部員にいい影響を与えたと思う」と、兄弟の存在がチームのレベルアップの一因になっていることを強調する。 号砲が鳴るまで、あと3日。毎年当日にエントリー変更された康太選手は「今度こそ箱根を走り、優勝したい」、初選出の健太選手は「やってやろうという気持ち」とそれぞれ抱負。最初で最後の箱根路で有終の美を飾りたいと誓い合う。
[記事全文] 【山梨日日新聞】
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