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  •  県内初の裁判員裁判が八日、前橋地裁で開かれる。審理されるのは二〇〇三年八月に旧鬼石町(現藤岡市)で起きた強盗致傷事件。同罪などに問われた大阪市の被告(27)は起訴内容を認めており、争点は量刑になる。裁判所、検察、弁護人は、それぞれの立場で公判の日に備えている。 (川口晋介)  裁判員裁判制度の開始から全国で多様な事件が裁かれたが、群馬は関東の一都六県で最後となる。前橋地裁は「県内初なので、万全の態勢で初日を迎えたい」(中島隆久総務課長)。裁判員選任手続きなど従来の刑事裁判と異なる点について、手順を綿密に打ち合わせている。数百人の傍聴希望者が訪れると見込み、地裁前の駐車場を閉鎖し、傍聴券抽選のための行列場所を確保する。  前橋地検も「裁判員に対する分かりやすい立証を心掛けたい」と準備してきた。山下純司次席検事によると、事件関係者の人物相関図などを法廷のモニターを活用して表示する予定で、入念にリハーサルを繰り返している。通常より多い三人の検事でチームを組んで対応する。  裁判員の理解を得ようとする取り組みは弁護側も同じ。主任弁護人の都木(たかぎ)幹仁弁護士も「言葉で説明するだけでなく、パソコンを使ってモニターに映していく」とする。ともに弁護する門馬義昭弁護士が「法テラス群馬」所属で弁護士間の全国的なつながりが準備に役立ったという。  県内には、いち早く裁判員裁判を経験した弁護士も。さいたま地裁で十月、通貨偽造事件で被告の弁護をした金田悦郎弁護士は「裁判員は考えていた以上に真剣に取り組んでくれた」と評価する。  県内では来年一~二月に四件の裁判員裁判の期日が決まっているほか、対象事件で十二人が起訴され、公判前整理手続きが進められている。
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      【東京新聞】