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鳥取県内で男性3人が相次いで不審死し、遺体から睡眠導入剤が検出された事件。男性たちはいずれも詐欺容疑で逮捕された鳥取市の元スナック従業員の女(35)と接点があり、さらに女の周辺で別の男性3人が死を遂げていた。住んでいたアパートや繁華街のスナックを舞台に、複雑に絡み合う人間関係が浮かんでくる。■3人の不審な死 10月7日、鳥取市覚寺の摩尼川で、同市吉成、自営業、円山秀樹さん=当時(57)=の遺体が見つかった。前日の6日朝、「集金に行く」と言って外出したまま連絡が取れなくなっていた。 同月27日には、女のアパート別棟に住む無職、田口和美さん=当時(58)=が急死。今年4月には、北栄町沖の日本海で若桜町のトラック運転手、矢部和実さん=当時(47)=が遺体で見つかっていた。 3人の遺体からはいずれも睡眠導入剤の成分が検出された。■周辺でさらに3人 女の周辺ではほかにも、3人の男性が死亡していた。 2004年5月、鳥取市のJR因美線で元読売新聞記者の男性=当時(42)=が列車にひかれた。段ボールをかぶった状態で、女との関係をうかがわせる遺書があったという。 07年8月には、同市の男性警備員=当時(27)=が貝採り中に水中で見つかり、9日後に死亡。女らと海水浴に行っていた。 08年2月には、男性警察官が鳥取市郊外で首をつって死亡。自殺とされている。■接点はスナック 関係者によると、男性の多くが、女の働いていた同市内のスナックで客として知り合った。新聞記者と警備員は、以前女が経営していた店で。女は05年11月から約1年間、別のスナックに勤務。警察官や田口さんはこの店の客だった。女と同居し、別の詐欺容疑で逮捕された男(46)もこのスナックに客として来て女と交際するようになったという。■金のトラブル 女は多くの金銭トラブルを抱えていた。円山さんは女らに家電製品を販売し、代金が未収だった。田口さんも女から借りた車の事故をめぐりトラブルがあったとされる。新聞記者や詐欺容疑で逮捕された男ら女とかかわりがあった男性は、仕事を辞めて多額の金を女に渡したり、借金したりと変容ぶりが浮かび上がっている。■大量の薬所持? 女の知り合いによると、女は「元看護師」を自称し、睡眠導入剤など大量の薬を持っていた。以前、一時的に同居していた男性は「風邪薬」と渡された薬を飲んで意識を失い、気付いたら病院だったと話す。 関係者によると、田口さんが亡くなる前日の夜、ろれつが回らない田口さんに対し、女が複数の錠剤を飲ましていたという。■待たれる解明 男性らの死と、次々表面化する女の不可思議な行動。接点は線となってつながるのか。鳥取県警は男性の死に対する殺人容疑も視野に捜査。全容解明が待たれる。
[記事全文] 【日本海新聞】
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